ヨガの4つの呼吸法

ヨガの実習といえば一般に難しく、体位法や呼吸法から始まり瞑想法にいたるまで、その実習の多様さからある種の敷居の高さのようなものを感じる向きが多いようです。
ヨガは呼吸をきわめて大切にしています。それは、呼吸の状態が身体や心の状態と大変深い関係にあるからです。そしてなにより、呼吸はいのちの象徴であり、生きている証なのです。呼吸が浅く、荒く、不揃いな状態であれば、心の状態も落ち着き無く、精神的にも身体的にも余裕がなくなってしまいます。心のあり方を意志のみでコントロールすることは極めて困難なことです。
しかし、呼吸を深く、繊細に整えてゆくことによって心は自ずと安定していき、「気」のもと「元気」が蓄えられて、身体的にも充実していきます。身体だけの健康状態や心だけの満足というものはなく、ヨガでは身体と心を含めた全人格的な一体感を目標にしています。
それを実現してくれるのが基本的な「四つの呼吸」です。鼻のみから呼吸の出し入れを行う「鼻孔呼吸」を原則としていて、「入息1に対して出息2」と、出て行く息を2倍程度長くした「長息」を目指しているのです。出て行く息を長くしたヨガを行うことによって、精神的な落ち着きを得ることが出来、そして豊かな日々を送ることが出来ます。
逆に「出息」が短い「短気」では、心も不安定になり、イライラが募りやすくなり、いのちを削るように日々の生活の質を落としかねません。気の短い、ストレスの多い行き詰った感じでは、ゆとりある豊かな人生を送れないのです。

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